スポンサーサイト

    上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
    新しい記事を書く事で広告が消せます。

    極一部の染色

    「芍薬の販売期間の内で、いつ行ったらいいですか?」と、尋ねられることがよくある。

    が、いつも答えに戸惑う。

    季聞屋では、一つの品種につき、彩花の可能な期間はおおよそ3日が限度である。「開く芍薬」ではなく「咲く芍薬」を目指して、じっくり待って採花することを是としているため、どうしたって、そうなってしまう。今日のような暑い日だとさらに一日短くなって2日である。そんな訳で、品種の移り変わりが激しい。私は作る側の人だから、どの品種が一番だと言える立場にはない。それぞれに良さがあると思う。

    だから、「いつ行ったらいいですか」という問いには、『いつでもどうぞ』と、言いたいのだが、その質問の中には、花色が豊富で、咲き方にもバリエーションがあって、というニュアンスが含まれているようである。そうなるとやはり日取りは限られてくる。今季で言うと、それは5月10日~13日くらいだろうか。

    でも、それだと毎年同じ品種になっちゃうんだよね。年に一度の花なのだから、それはそれで楽しめるとは思うのだけれど、作り手としてはちょっぴり寂しい気もする。



    芍薬の期間になると、1~2日おきにお越しいただくお客様がいる。各回とも、お求めいただく数はそう多くはない。1本、2本、と少しずつ、その時々の品種をお求めになられる。うちの芍薬の期間中、その方の花瓶には絶えず芍薬が活けてあるはずである。満開に開いたものもあれば、蕾のものもあり、開きかけたものもあり。そして、花が落ちた時には、また、もう一本と差して。

    一つの花瓶の中で、芍薬の中を駆ける季節の勇み足が見て取れそう。芍薬をハレの日の花ではなく、日常的に、でも丁寧に楽しんで頂けているのだなと思う。きっとこれが一番贅沢な楽しみ方だ。

    これは野菜も変わらない。採りたてのものを、採りたての内に食べる、というのと同じこと。


    だが、これが成り立つにはある条件が必要となる。芍薬は『旬』のものだから。

    そして、旬とは、街に訪れるものだから。

    その人が暮らす街に。

    手を伸ばせば、すぐ手の届く距離に。

    日常生活のサイクルの中に 自然と解け込める無理のない距離感が絶対条件となる。だが、これは作り手にとっても、使い手にとっても、最も幸せな形と思うのだ。 

    初桜 暁 スカーレット   
      シザレア コーラルチャーム


    駆けた抜けた芍薬達。

    初桜、暁、スカーレット、シザレア、ピンクハワイアン。写真はないけどその他もろもろ。

    今季は遅れて咲きだした分、芍薬たちも駆け足な様相。やっぱり例年より花じまいは早そうです。明日から白、ピンク系が増えるかな。

    雪化粧

    雪化粧。ウイルスをもらい易く、うちでは、もう株が絶えてしまいそう。なけなしでちょっとくらいは切るかもしれません。お見かけになったらぜひ



    ゼファ 

    株養成のため摘果したズッキーニベイビー。品種は昨年好評だった尾っぽが緑の黄色い『ゼファ』。かわゆい

    コメント

    コメントの投稿

    上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。