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    夜中警護


    ちょっと!静かに落ち着いて食事してるところにライトなんて当てないでくれるぅ?

    (BYハスモンヨトウ) な図

    夜中警護 

    写真のイモムシはハスモンヨトウと呼ばれる害虫。

    ネットの被覆と、予防的にBT(*)の散布はしていたけど、仕留め損なっていた様子。生育段階としては、かなり進んだ老齢のステージである。

    老齢のステージに達すると、日のあるうちは地中に潜り、夜中に這い上がって来て遅いディナーを摂る。漢字を当てると夜に盗むで「夜盗」

    このくらいの大きさになると季聞屋が用いている農薬では効果がない。
    あー、面倒なことになった。これからしばらく夜中に畑をフラフラと見回らねば・・・。今季のキャベツの栽培数は例年の1/4。ただでさえ少ないのに。むぅ。

    食べるにしても外の硬い葉っぱだけ食べてくれないものかしら。中心に向かって一点突破し、一株に留まっていてくれればよいところを、ふらふら食べ歩く、そんなセレブな召し上がり方をするんですよねぇ・・・。



    タイムスリップできることならキャベツを日本に導入した人を・・・(略)




    (*)BT バチルスチューリンゲンシス 

    微生物を製剤化した農薬。雑に言うと枯れた草などに寄生する菌。自然界にありふれて存在する。 ほら、そこそこ。

    私達の身近なところで言うと納豆を作る時に使う菌もこの仲間。消化酵素がアルカリのイモムシ類に対してのみ反応し、結晶毒素を作り食中毒を起こさせる。全ての虫に対して効果を発揮するのではないため、選択性農薬なんて言い方をしたりもする。酵素が酸性の生物には全くの無害。 害虫を捕食してくれる益虫はこの農薬の反応対象外。環境負荷のかからないとても便利な農薬なんだけれど、生育ステージの進んだ場合ではほとんど効き目がないというのがネックでして。 
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    巡る巡る


    写真(左)で奥でもっさりと茂っている緑はソルゴーという植物。そのビフォーアフター な図。

    ソルゴーの行く末
     ソルゴー あふたぁー
     
    ソルゴーが最も利用されるのはナスの「囲み防除」である。ナスの圃場をぐるりとソルゴーで囲む。すると、ナスにつく害虫を捕食する『天敵』が、ソルゴーを住みかとして増えるというもの。季聞屋ではナスの外にキュウリ・トマトでもソルゴーの囲み防除を行っている。

    そのソルゴーだが、用が済めばトラクターをかけて耕耘し、土へと戻されるケースが多いのだが、 そんなのもったいない!と、キブン屋ではソルゴーを一度きりのものとせず2~3度と利用する。

    ソルゴーのじゅうたん ソルゴー全面施用


    ソルゴーは非常に生育が早く、刈り取ってもまたすぐにニョキニョキと葉を茂らせる。刈り取って通路や畝間の敷物として用いることで急な降雨で土が流されたり、肥料の流失を防いでくれたり、雑草防除にと多方面に役立つ。これからの時期は朝に露が降り、早朝に畑に入ると足が泥団子になって歩くのが困難となるのだけれど、この敷物があると土まみれにならず仕事が非常にスマートである。何かと便利なソルゴー様。 全ての畑に敷き詰めるからけっこう時間も手間も・・・・なんだけどメリットの方が大きいと思っている。

    そして冬作が終わる頃、敷かれたソルゴーを再び集め、カッターにかけて細かく裁断し、それをもとに堆肥を作る。いやぁ、なんとも美しき資源の循環はありませんか。

    店頭に並ぶことのない影の作物だけれど、季聞屋には欠かせない作物である。そんな訳で光を当ててみた。


    循環という言葉の出たついでだが、

    季聞屋は有機農業とは距離を取っている。それはこの地が『有機農業の成り立たち得ない環境』だから、である。有機農業は歪んだままなんとなーく定着してしまった安心安全な栽培を指すのではない。資源の循環を指す言葉と理解している。

    日本における循環型の農業の根幹をなすのはやはり「お米」だろう。
    米というのは優れた作物で、あまり肥料を必要とせず育つものである。 米を作り、その副産物である稲わらを飼料に家畜を養い、その家畜糞を用いて堆肥を作る。また、もう一つの副産物である米ぬかは優れた肥料である。

    小から大を得て、畑を肥やす。そのためには畜・耕 が一体である必要があるのだが

    でもまぁ、いまの時代は色々とねぇ・・・。

    有機を名乗る農家はごまんといるけど、どれだけ循環型の有機農家がいることかしら。取りあえず規格に沿ってたらいいでしょ、ってのが多すぎるように思う。 「付加価値のための有機」なーんて底の浅い言葉があちこちで飛び交ってるもの。

    あ、そうそう、有機云々がいいと仰る方、あなたはある日突如、家の真横に牛舎が出来ても「臭くていや」 なーんてことは露申してはなりませんのよ?


    白のカサブランカに交じって1球だけピンクの百合がまぎれ込んでいた。んー。いい香り。

    のまぎれもお百合 

    ネット越しの君


    アブラナ科類の防虫ネットの被覆 な図。 なんか地味な絵だな。

    アブラナ科被覆 被覆アブラナ科

    季聞屋ではキャベツを筆頭にアブラナ科全般に被覆を行う。キャベツ・ブロッコリー・カリフラワーの総数が4000を超えない程度の栽培数ならネット被覆の労力負荷と薬剤散布の労力負荷の軽減とでは見合うかなぁと思う。今年は都合により作ってるのはもっと少ないけど・・・。



    私はキャベツを日本に導入した人を少し恨んでいる。過去にタイムスリップ出来ることなら、持ち込もうとしているところを捕まえて、「まぁ、待ちなよ。」と、踏みとどまらせたい。

    ご自分で育てたことの経験がある方は良くお分かりだと思うが、日本で育てると、それはもうたいそう虫に好かれる植物である。

    キャベツ野生種 2 

    うえの写真キャベツの原種とされる野生種(出:農業技術体系 土壌肥料編より)。 キャベツの原産は地中海沿岸、日本と気候はさほど変わらないが、自生する場所は海風が強く当たり、植生自体に乏しい海岸部の崖っぷちである。虫自体が少なく、肥料っ気に乏しいゴロ石の僅かな隙間に根を張る素晴らしいたくましさをもつ。

    そんなものを畑で作ろうものならエライコッチャ!である。ダメダメ!こんなもの日本に持ち込まないで!ヨーロッパから出てこないで!ほら帰った帰った!


    ・・・ま、でっぷりと日本に根付いてしまいましたね。はぁ。


    そして浸透し過ぎ。幾つもの産地が乱立し、キャベツは量産体制。元来であれば大きくなって無用に場所を取るため株間を狭めて植え、それを補うために肥料で大きくする。キャベツの生育性質とは真逆をゆく肥培管理。防除は大型のブームスプレーヤーでドバっと。いや、全く悪いことではないんだけど

    個人で作ってたら価格的に到底太刀打ちできませんがな・・・。ましてや美味しく作ろうなんてのは、ほぼやせ我慢の精神。

    ダブルガード 

    ネットの中にカマキリ。これ完璧じゃない? 

    ポンママへの私信

    鍵かけでコメントを頂きましたがこっちで返信を。

    ご無沙汰してます!私にそそのかされて夏に購入された白ワインビネガーがあの時のままそっくり残っているんじゃないかと心配してます。笑 でも今年の冬で使い切らせてみせますよ!

    例年どこかですったもんだを起こしているので、いつものことと言えばいつものことなんです^^;ご心配をおかけしてごめんなさい。まだまだ落ち着きのない、ひよっこ直売所ですが、長い目で育てて頂けましたら幸いです。

    名残り香

     

    畑は冬野菜に向けての様相をようやく呈してきたところですが、ちょっこし振り返って2010 季聞屋 夏野菜、如何でしたでしょうか。

    鮮弾 タイプフィレンツェ さしま小菊 ゴーギャンのヒマワリ
     

    いやー。まばゆい写真だこと。朝晩では足袋を通してじんわりと冷たさが感じられるようになった今日の頃では、夏の輝かしさが恋しいです。

    一月半という短な期間でしたが、皆さまの食卓に幾ばくかの夏の香り、華やぎを添えることが出来ましたら幸いです。 滴る汗を振り払って直売所へお越し頂いた皆皆様方、

    どうぞ、胸を張って下さい。
     
    声を高々に仰ってください。

    自分は相応にうんまい野菜を食べたのだと。


    さて今季。美しが丘西の近辺では野菜封鎖令か何かが起きていて、他にどこも野菜が売っていないのかと見まがう光景でした。販売開始時刻から15分を過ぎると大方の野菜がなくなり、会計に追われて店頭を見ると空のバスケットが陳列、「あんたのところは花屋・野菜屋・果ては籠屋さんにもなるのね、あぁ、キブンヤだものね。はは。(←うまい!でも声が乾いてる・・・)」と、馴染みのお客様からチクリと刺されたりもしました。

    あの店は早く行かないと籠屋になる!と、いうわけで、皆さまお越し頂く時間が前倒しになり、販売開始前の人だかりを見て気が遠くなることもしばしば、悪循環のようなものが生まれてしまいました。

    なんだか嫌味な直売所…、と心狭い思いの半面、やはり嬉しく、目じりに汗をしたためた皆さまの笑顔に胸が熱くなったのを克明に覚えています。 心躍る楽しいひと時でございました。

    先述の通り長い間ゴタゴタが続きましたためご挨拶が遅れましたが、この場をもちまして厚く御礼申し上げます。もっと作りたいんだけどなぁ・・・。



    父 「ま、ろくでもねぇ仕事だけどさ、こんなんだって誰かのためにはなってんだよ。たぶん。」


    ・・・ねぇ父さん、お願いだからもうちょっと違う言い方はできないの?


    夏作こぼれバナ

    トマトの品種って世界的に見ると6000種を超えるんだそうな(もっと多いという人もいる)。 でも、「現代」の、「日本人」の味覚にかなうトマトというとかなーーり限定されますね。某エアルーム種子販売業者さんはそれを「ばかばかしいこと」と述べているけど、でも、それを日本のトマト文化って言ってもいいのかも。確かにだいぶ偏りがあるけどそもそも文化ってそういうものでしょ?

      
     ぐりーんぐれぷ0628
    写真はグリーングレープ。果皮はくすみがかった黄土色、果肉は対比的に鮮やかなライムグリーン。
    端正な酸味に爽やかな甘み。エバーグリーンとイエローペアとの交雑により固定された品種ですが、これは私達も受け入れやすい風味と味でした。  
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