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    チームイイジマの図。みんなナイスな汚れっぷりでしょう?

    研究科という社会人枠のような科に通っていた。写真に写る人物の年齢層にはかなりの幅があるけど、みな同級生。

    T・ジマ


    自分の部屋を飾る趣味がない。

    身も蓋もない言い方をすると、資料や種苗カタログが散らばっていて、飾るという雰囲気にない。その中に敢えて装飾らしき(?)ものを見出すとすれば、この一枚の写真きり。といっても、額に納められたわけではなく、ピンで壁にペロンと刺したきり。でも、この写真にはこの風情がいいと思う。

    授業の個人研究課題で、私は土壌の比較試験をしていた。その一環で、幅1m・深さ1mの土を長さ20mに渡って一旦掘り出し、土壌の改良資材と混ぜ合わせ、また埋め戻すという非常にかったるいことをやっていた。見兼ねた友人が「お前が埋まる墓穴だから」と、手伝ってくれた。放課後みんなで1月間掘り続け、ようやく終わった時の夕暮れ写真。いい汗掻いてたなぁ。飲めそうなほど純度の高い、爽やかな汗でしたよ。

    写真の裏にはメモ書きがあって、「恩を忘れないこと」と記してある。

    忘れやすい私に対して、過去の私は随分と気を利かせてくれたものである。


    五十嵐さん、5月にはぜひお越しください。渾身の芍薬を捧げます!バラはまだもうちょっと先になりそう。

    石川君、直売始めるときは駅前でビラ配りとかするよ!

    志村さん、今季は色んなヒマワリをドッサリ作る予定。奥様に差し上げてください!

    片野さんは・・・手の出しようがないや。どうしよう・・・。



    tomato: golden sunrise

    tomato  golden sunrise
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    この男狂気につき

    冬草がびっしりとはびこってしまった芍薬畑にて。

    せっせと草取りに励む中、ハッと手が止まる。


    ・・・・何、この悪の塊みたいなのは?


    最恐


    人相悪すぎ!白昼堂々、抜き身をかざして狂気の沙汰ですよ。

    こんな草にのさばられたらかなわんなぁ。抜きましょ抜きましょ。

    ・・・・・。

    えっと。抜いたら、「ぎゃぁーーーー!」って叫んだりしないかな。ちょっと怖いんだけど。




    種苗会社より種イモが届く。

    キタアカリ/ノーザンルビー/シャドークイーン/シンシア/インカの目覚め

    種イモさん

    これに男爵、アンデスレッド、インカの瞳、コロールが加わる予定。もう雨も雪もいらないyo!

    愛は語らずして

    野菜の売り文句で「思いがぎっしり詰まった」とか、「愛情いっぱいの」だとか、

    んもう、すんごい大変な苦労を背負って、しんどい思いをしながらも作ってるんです。この野菜は私の愛と涙の結晶です、みたいな野菜の売り文句をよく見かける。

    あのさ、思うんだ。

    そんな野菜は食べずに飾った方がいいんじゃない?どれだけ人にありがたがって貰いたいんだろう。全くもって押しつけがましい。

    売ってるのは野菜じゃなくてその苦労話?苦労話って売り物になるの?

    車に話を変えたとして、販売員が長々とその車が出来るまでの経緯とか努力を語られても困るよね。それより他に聞きたいことがあるよね。普通は努力を語るんじゃなくて、努力の結果である「機能」の良さを語るよね。

    全く見る度にげんなりする。というか、そんな言葉に惹かれる人は絵本の中にしかいないと思うんだけど。

    と、思ってたら、お国の某企画に係わっておられる著名人の方がこんなことを言っておられる。


    作ってくれた人の思いを感じながら食べる…
    作ってくれた人に感謝しながら食べる…
    「おふくろの味」がどんな美食にも勝るように、
    作り手への感情移入こそが最もすぐれた調味料になり得ます。


    ┐ (´・ω・`) ┌ =3

    いやんなっちゃう。たとえその野菜の品質が劣悪なものであったとしても、その「調味料」とやらがあれば美味しくなるんですかね。野菜に味がないって言ってるようなもんじゃないか。


    トマトの1陣目が発芽。
    トマト1陣発芽

    毎年のことながら「わっ!出た出た♪」と小躍りする。 

    自分の育てた作物は非常に愛しい。

    でも愛は語らずして伝わってしまうもの。

    語るべきはその品質だよね。と、自分のハードルを上げてみる。

    枕の書

    書籍のご案内。といっても、電子書籍。

    農業技術体系

    わ。すごい暗い絵だな。


    「農業技術体系」という専門書がある。農家向けというよりは研究者寄りの書籍である。野菜、花卉、作物、果樹、畜産、土壌肥料と6編に別れ、各編が8~12巻により構成されている。

    その1巻毎の厚みたるや、3ミリ程度の細かな字が、ごく薄の紙にびっしりと隅から隅まで詰まって7センチの厚み。

    野菜編の第1巻はキュウリについての項目なのだが、延々と800ページを越してキュウリの資料が連ねられている。いやいや、マニアには生唾ものですよ 笑

    ちなみに一巻当たりのお値段は10万円ちょっと。野菜編だけでも全て揃えようものなら、諭吉さんが100人集まって「うーん」と、頭を悩ませても敵わぬ代物。

    その高価な技術体系だが電子書籍化されている。年間購読料は1万円強。これなら手が届く。

    よく、「なんたら農法」という本にかぶれる方がいる。その本のたいていは農家もどきが書いたもので、感覚的なあいまいな記述が多く、そこには比較資料も科学的な裏付けも何もない独善的な記述が多い。家庭菜園ならまだしも、農家がそこに技術のより所を求めるのは浅はかに思う。

    この本のいいところは「絶対こうあるべき」と主張しないところ。比較試験を連ねその結果を提示し、その結果の判断は資料の読み手に委ねる所。でも、専門書って、きっとこういうもんだよね。

    これを超える農業の技術書はたぶんない。がっつり取り組むにはもってこいの本だ。

    でも個人的にはやっぱり本は手に取って読みたい。マーカー引いたり書き込みしたり、ちょっと出かける際に持ち運ぶにはやっぱりペーパーベースがいい。いつか本棚にその堂々たる風格の技術体系をずらりと並べてみたいものである。



    fiorentino 他
    tomato: 小桃/千果/ red pear / fiorentino

    流浪

    福寿草。もうじき花を咲かせようってのに何で掘るのよ!の図

    福寿草 掘り上げ

    当園には一向に日の目を見ない花や野菜がある。

    現在の販売形態に季節や出荷労力の負担が見合わず、優先順位からすると「後回し」になり、ついぞお客様の目に触れることのないまま畑にでっぷりと鎮座するはめになる作物達。その中でも最たる古株がこの福寿草である。

    花の少ないこの寒い時期にひょっくりと土を割って、花を咲かせる。花径5㎝にも満たない小さな花だが、ビロードがかった艶のある鮮やかな黄色い花弁が冷えた空気の中によく映える。キンポウゲ科に当たるのだが、アネモネやラナンキュラスとは異なり、花が先に咲き、花後に葉を展開させる。ちなみにこの花にはかなーり強い毒性があるので食べるとキケンらしい。エディブルフラワーはだめね。

    一般的にはお正月用の縁起物にと育てられるものである。その際には、11月に掘り上げて鉢上げし、加温施設の中に入れて早く花を咲かせるのであるが、季咲きであればこれからが開花期となる。

    福寿草

    そういえばこれも随分と昔からあるような。いつからあるっけ?

    父「お前(26)が生まれる前から」

    私「!?・・・ここ最近売った覚えないんだけど」

    父「最近というか、まだ一度もないよ」

    こちらが戸惑うことを父はさらりと言う。

    宿根草とはいえ、3~4年に1度は植え替えを要する。長期間据え置くため、つる性の雑草がはびこって除草にはいつも手を焼く。夏の暑さを嫌うため、毎年、地面の温度を下げるために厚く敷きワラをする。若苗から成株まで育てるのは3年程度を要する。成長は非常に緩やか。その植え替えの都度、少しずつ株分けをして増殖し、栽培当初は数株から始まったというが、今ではおおよそ1000株にまで増えた。地味な努力を続けたものだ。

    方向性も何もないままに

    今回は畑の事情で急遽引っ越しさせることとなった。一般的に掘り上げは休眠期間に入ってから行うのだが状況的にやむなしということで、花もほころびかけた時期に移動である。非常に株が痛む。その養生も含め、もし店頭に並ぶとしたらまた2~3年後。

    んー。どうなのこれと思いつつ、目を射ぬく鮮烈な黄色にしばしウタレリ。



    昨年度種を採ったtomato green zebra の発芽試験。1次根がヒョロリと顔をのぞかせた。

    発芽テスト 
    自家採取した種については必要な苗数の確保のために発芽率を調べる必要がありまして。

    直売後記

    1月30日をもちまして、冬季直売は終了とさせていただきました。

    朝方の忙しい時間を割き、季聞屋に足をお運び頂いたお客さま方、誠にありがとうございました。皆様の食卓にささやかながら冬の香と彩り、味わいを添えられましたら幸いに思います。




    最終日は顔なじみのお客様が揃ってお越しくださいました。ホントは、「名残り惜しゅうございます」と、涙をハラリハラリと溢しながら、お一方毎、きちんとご挨拶を申し上げたかったのですが、会計待ちで列をなしていたため、

    「はい、次っ! にお待ちのお客様、賜ります 

    と、鬼気迫る形相での慌ただしい対応となり、大変失礼をいたしました。小さなお子さんを抱えて長らくお待ちいただいたお客様もいらっしゃり、心苦しく思いました。ホントにごめんなさい。

    直売開始20分、会計に追われながらハッと店頭を振りかえると、野菜を入れたバスケットがほぼ空。空のバスケットが陳列。

    ・・・あれ?うち、バスケット屋さんだったっけ?

    時間の後の方にお立ち寄りいただいたお客様、野菜がなくてごめんなさい。僕の笑顔は売り物にはならないし。

    なんだか地に頭をつけっぱなしの日でした。来季はもう少しどうにかします。




    さて、もう立春。夏場の果菜類を6月中旬頃から収穫するにはそろそろ種を播かねば。ぽつぽつと種苗会社より種が届き始める。

    写真中央 Tomato: Black Cherry black cherry
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